ヘタリア読んでたら人生が変わっていた話
これは「卒業klis超絶雑Advent Calender 2020」2日目の記事です。
生存確認
こんにちは、klis16からslis20(概念)になったれいです。今日も生きてます。
毎日研究室で喋ったり唸ったり食べたり寝たりしています。
なんか、実は去年も12月2日にklisのアドベントカレンダーに参加してたみたいです。2日が好きなのかな?自分でもびっくり。
ちなみに去年は2018年の年末から2019年の年始にかけて1人でイタリア行ったときの旅行記をぶん投げていました。コロナがなければ今年も海外行ってたのに。くそう。イタリア行きたい。ヨーロッパ行きたい。世界を回りたい。地球でまるかいて旗振りながらロンド踊りたい。ジェット機でいつか宇宙いけたらいいよね。
でも実は海外に興味なかった
そんな海外大好きな私ですが、実は中学生くらいまでは海外に興味はありませんでした。ということを最近思い出しました。
小6だか中学のころ、父に
「将来、海外に行きたいとか思わないのか」
と聞かれたときの私の答えは
「別に。日本好きだし、日本が一番安全だし、私はいいかな」
でした。海外のかの字もない。今の私からすればなんて勿体無いことを……という感じですが、当時は本気で海外は行かなくていいと思っていました。
父はそれ以上何にも言いませんでしたが、きっと心の中で残念に思っていたでしょう。
あの時の父よ、安心してほしい。私は今、海外に行きたくて仕方がない。
転機は高校2年の秋
そんな国内引きこもりだった私がなぜこんなことになってしまったのか。
それは100%「ヘタリア」のせいおかげです。
私がヘタリアに出会ったのは案外遅く、高校2年生の秋でした。当時の友人が漫画を貸してくれたのが最初です。私はご存知の通り布教されやすい人間で、かつ当時は黒バスの熱が冷めてフラフラとさまよっていた時期だったため、なんの抵抗もなく漫画を借りました。
運命だったんだなそれが!
当時、ヘタリアには大きく3つのメディア展開がされていました。
- 原点にして今はなき実家、日丸屋秀和先生の個人サイト「キタユメ。」
- キタユメ。の漫画に加筆修正を加えた「Axis Powers ヘタリア」1〜6巻(幻冬社)
- 驚異のテンポ感で展開される5分Webアニメ「ヘタリア」シリーズ(当時1〜5期)
私は2番から入りましたが、最初は普通に面白いな〜くらいでした。普通にお国柄や歴史を学べるし楽しかったのですが、ちょっと登場人物が多すぎて覚えられなかったんですね。立(バルトの一国)を洪(東欧の一国)だと勘違いしたりしてました。
一通り読み終えた私は当然のようにgoogle検索をし、3番にたどり着きます。そして100話以上あるアニメを怒涛の勢いで見終えました。5分アニメって、普通のアニメ1話分みる時間で4話分見れちゃうんだぜ!12話見ても1時間!すごい!
気づいたら見終わっていました。キャラもしっかり覚えました。
そしてキャラソンに洗脳されていました。
ヘタリアのキャラソンってものすごくキャラクターが反映されていて、しかも歌詞とか楽器とかめちゃくちゃ凝ってあります。曲で伝えられる全ての情報をお国柄に全振りしている感じです。体感としては、擬似的に国を浴びたみたいな状態です。がっつり心を鷲掴みにされました。車に「まるかいてベスト」と「はたふってベスト」と「まわる地球ベスト」が保存されました。家族旅行でキャラソン流してた当時の私のメンタルがやばい。
そこから流れるようにキタユメ。へ行き、その供給の多さに狂喜乱舞し、竹林(ブログ)の画像を保存しまくり、沼の底へ沈んでいき、世界史Aの教科書と資料集が神本になりました。中学の頃なんとなく買った世界地図の下敷き(裏面は国旗一覧)が宝物になりました。
世界大好き人間の誕生です。おぎゃあ。
人生なんてどこで変わるかわからん
着地点が見えなくなりつつありますが、要は「ヘタリア」という作品によって私の人生が180度変わってたってことです。海外に興味のなかった少女が、一つの作品群によって今や「海外いきてー」と日常的にぼやく大学院生になったのですから凄まじい影響力です。ヘタリアに出会えてよかった。心からそう思います。
今はヘタリアの熱が暖炉のとろ火のように落ち着いている(再始動の告知が出たときのキャンプファイヤー状態には目をつむる)ので、ちょっとヘタリアが自分の人生にどういう影響を及ぼしたのか考えてみました。
みなさんにもおそらく、自分の人生、まあ人生とは言わずとも考え方とかをころっと変えてくれた作品があるのではないかと思います。そういう作品はないって人も、いつ何時出会うかはわかりません。
そういう作品があるとわかったときに、その作品を大事にできたら、きっと人生豊かになるんだろうなあ。れいを。って感じです。
これを機に自分の価値観を変えてくれた作品を振り返ってみよう!とは言いませんが、自覚的に大切にできたらいいんじゃないかなと思います。そして、そういう作品に出会う機会をこれからも持ち続けたいです。
とりあえずヘタリア読んでみないかい!ジャンプラで読めるよ!人生変わるかもよ!
おわり。